第一次世界大戦中、敵情てい察の任務を持つマレシャル中尉とポアルディウ大尉を乗せたフランスの飛行機は、ドイツの飛行隊長ラウフェンシュタインに撃墜されドイツ軍の捕虜となった。マレシャルはパリの機械工の出、ポアルディウは貴族、そして国こそ違うが同じく貴族であるラウフェンシュタイン所長は二人を捕虜扱いにせず不運な勇士として食卓にさえ招待するのであった。
収容所で一緒になった連中とも打ち解けないままに、脱走計画が企てられ、一同は団結する。裕福なユダヤ人のロザンタールの家から送られた慰問物資の缶詰めが穴を掘るシャベルとなった。慰安演奏会の夜、占領されていたドーモン奪回の報が届く。中尉は感激に舞台に飛び上がって“ラ・マルセイエーズ”を高らかに歌い、一同はそれに和して涙する。が、首謀者の中尉は営倉入り。初めはハンストしていた彼が監視の老兵とハーモニカで心を通わせる。そして、いざ脱出路貫通の間際に別の収容所へ移送される一同。代わりに入る捕虜たちに脱出路の事を 伝えようとするが叶わない。スイス国境に近いケーニヒスブルグの古城が次の彼らの向かう先。そして、捕虜たちは中尉とロザンタールだけでも逃がそうと行動を起こし、大尉が図らずも所長の銃に撃たれ犠牲となる。脱出に成功した二人は、やはり夫を戦地に送り出した子持ちの人妻エルザに匿われ、無事スイス側へと逃げ延びる……。
この作品が反戦的・反国家的であるという理由で、戦前の日本では公開されなかった。後にルノワールは、この作品を 理由にナチスの占領軍によってブラックリストに載せられ、身の危険を感じた彼はアメリカに亡命することとなり映画制作の場をハリウッドに移すことになる。マレシャル中尉を演じたジャン・ギャバンは、「望郷」に続くこの作品によって、フランスを代表する国民的俳優の座を不動のものとした。またドイツ人収容所長ラウフェンシュタインを演じたエーリヒ・フォン・シュトロハイムは当時のアメリカ映画界で活躍していた異色の監督で、存在感のあるその演技と共に彼のルノワールに対する演出的なサジェスチョンが、この作品の芸術性を大きく高めたとルノワールも自伝に記している。
★ヴェネチア国際映画祭=芸術映画賞
★NY批評家協会賞=外国映画賞
1937年/フランス映画/モノクロ/1時間53分
提供:エムスリイエンタテインメント株式会社 配給:株式会社ティアンドケイテレフィルム
あなたの町で名作映画を上映してみませんか?
映写設備のない会場でもおまかせください!自主上映、ホール、ミニシアター、学校、イベント、カフェなど様々なニーズにお答えします。企画から上映までをしっかりサポート!心に残る上映会をプロデュースさせていただきます。
原板から制作したブルーレイ・ディスクによる上映用高画質!35ミリフィルムと変らないクオリティ!簡単にデジタル上映に取り組めます!
★映写設備のない会場への出張映写、映写オペレーターの派遣もいたします。
★映用機材につきましては、全国どこでもオペレーター付きで手配が可能です。
※個人視聴用、ライブラリー用、レンタル用のDVD・ビデオを使い、上映することは著作権法で固く禁じられています。個人は家庭内で鑑賞する以外の使用は違法行為となります。
※作品はエムスリイエンタテインメント社との契約で上映権の許可を取得している作品です。
※フィルムレンタルは弊社の作品のみとなります。
|