第2次世界大戦後イタリア。長い失業の末、映画ポスター貼りの職を得たアントニオは、ありったけのシーツを質に入れ、代わりに仕事に必要な自転車を手に入れ、六歳の息子ブルーノを乗せ町を回るが、ふとした隙に自転車が盗まれてしまう。商売道具である自転車なしでは職を失ってしまう。無駄と承知で警察に行くが相手にされず、自力で探すことにするが、ようやく犯人に辿り着いたところで仲間の返り討ちに遭いかけ、思い余って今度は自分で自転車泥棒を盗んでしまう。その場に居た少年は…。
1949年のアカデミー特別賞やゴールデングローブ外国映画賞他数々の映画賞に輝いた作品で、主役の親子はオーディションで選ばれた素人を配役。当時の映画はセットを組んで撮影するのが、主流だったが、この作品はほぼ全編がロケ撮影。戦後の貧困にあえぐイタリア社会をドキュメンタリー的撮影手法によってリアルに映し出している。敗戦国の戦後のどん底を痛たくの素人を起用し、ネオ・レアリスモの存在を全世界に知らしめた。モノクロ。
★アカデミー外国語映画賞/ゴールデングローブ外国映画賞
1948年/イタリア映画/モノクロ/1時間24分
提供:エムスリイエンタテインメント株式会社 配給:株式会社ティアンドケイテレフィルム |