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オペラ映画/カルメン
 
** 登場人物 **
カルメン(タバコ工場で働くジプシーの女性)/ドン・ホセ(衛兵の伍長)/ミカエラ(ホセの許婚)/エスカミーリョ(闘牛士)  
スニガ(衛兵隊長ドン・ホセの上官)/ダンカイロ(密輸商人)

【STORY・・・ものがたり】
故郷にミカエラという許嫁を残し、ドン・ホセはセビリアの竜騎兵を勤めています。彼はそこでタバコ工場で働く魅力的なジプシーの女性カルメンと出会います。
ある日タバコ工場で喧嘩騒ぎを起こしたカルメンをドン・ホセは監獄へ連行しようとしますが、カルメンの誘惑に負け、逃してしまいます。ドン・ホセはカルメンを逃亡させた罪で獄につながれます。
闘牛士エスカミーリョはカルメンと酒場で出会い、彼女にひかれ始めていきます。その酒場へ獄から釈放されたドン・ホセがやってきます。カルメンは愛を誓うホセに「兵隊をやめて自由な生活をしよう」と誘惑します。ホセは悩みますが、やむなく密輸業者の仲間入りをすることに…。
軍隊を捨て密輸団の暮らしを始めたドン・ホセのもとへミカエラが「母親が危篤だ」と伝えに訪れます。ホセは、闘牛士のエスカミーリョに心を寄せるカルメンに嫉妬しながらも、ミカエラと帰郷します。
闘牛の日、カルメンはドン・ホセと再会します。ドン・ホセはカルメンに「もう一度やりなおそう」と哀願しますが、彼女は冷たく彼をはねつけます。歓声の上がる闘牛場に行こうとするカルメン。嫉妬に狂ったホセは彼女の胸に短刀を突き刺し、倒れたカルメンの死体に身を投げます。

【INTRODUCTION・・・解説】
原作はプロスベル・メリメ(1803―1870)の小説で、1845年に発表された。ジョルジュ・ビゼー(1838―1875)は1872年、パリ・オペラ・コミック座から3幕のオペラを依頼され、『カルメン』のオペラ化を決意。
時は1820年頃のスペイン、セビーリャの街とその近くが舞台となる。冒頭に演奏される〈前奏曲〉は闘牛士のエスカミーリョの華やかさと、カルメンがたどる悲劇的最後を暗示した劇的コントラストを見せている。

オペラ映画『カルメン』は今は亡きへルベルト・フォン・カラヤンが1967年の製作した映像作品。カラヤンは音楽の映像化を自らの使命のひとつとし、ヴィジュアル化を推進してきた。その情熱と理想のすべてを注いで製作したのがこの『カルメン』である。
グレース・バンブリーのカルメン、ジョン・ヴィッカーズのドン・ホセ、フラスティーノ・ディアスのエスカミーリョ、ミレッラ・フレーニのミカエラという最高の歌い手が集結し、名門ザルツブルク大祝祭劇場のスタッフが、全面協力した、全オペラファン必見の大作となっている。
カラヤンはこの映画のためにマリアンマと彼女のスペイン舞踏団を起用。〈ジプシーの踊り〉の曲にのせてのフラメンコや〈ファランドール〉に合わせての踊りは音楽と視覚が融合して効果的な場面になっている。
さらに、指揮姿のカラヤンではなく、役の一人としてカラヤン自身が出演しているところは見どころである。ヒッチコックしかり、カラヤンの遊び心が楽しいシーンである。

【CAST & STAFF】
出演:
カルメン‥‥‥‥グレース・バンブリー(メゾ・ソプラノ) 
   ドン・ホセ‥‥‥ジョン・ヴィッカーズ(テノール)
   エスカミーリョ‥‥‥フスティーノ・ディアス(バリトン)
   ミカエラ‥‥‥‥ミレッラ・フレーニ(ソプラノ)
   フラスキータ‥‥オリヴェラ・ミリャコビッチ(ソプラノ)
   メルセデス‥‥‥ユリア・ハマリ(バリトン)
   モラレス‥‥‥‥レーバート・カーンズ(バリトン)
   スニーガ‥‥‥‥アントン・ディアコフ(バス)
   ダンカイロ‥‥‥クルト・エクウェルツ(バリトン)
   レメンダード‥‥ミレン・バウノフ(テノール)

作曲:ジョルジュ・ビゼー
指揮・映像監督:ヘルベルト・フォン・カラヤン
演奏:ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
合唱:ウィーン国立歌劇場合唱団
合唱指揮:ヴェルタ-・ハーゲン=グロール
舞踊:マリアンマ&スペイン舞踊団

主なアリア/ハバネラ 花の歌 闘牛士の歌 ジプシーの歌 他

1967年製作/オーストリア映画/2時間40分
カラー/ステレオ/スタンダ-ド・サイズ/フランス語版(日本語字幕スーパー)/デジタル上映
提供:ユニテル 配給:株式会社ティアンドケイテレフィルム

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