1860年代半ばのイタリア・カラブリア地方モンタルトの村はずれ、聖母被昇天祭の祝日の出来事である。
カニオ率いる旅芸人の一座が村にやってきた。出し物は一座の4人が寝取られ劇である。
カニオは座長で道化師役、妻のネッダは女優。一座の狂言回しトニオは、カニオの妻ネッダに気があるが、ネッダは実は、村の若者シルヴィオといい仲になっていた。
村人は、カニオに、「トニオがネッダを口説こうとしている」と告げ口をするが、カニオは、芝居のネタにはなるが、現実と芝居は違うと言い切るのだった。それを聞いたネッダは、不倫が夫にばれているのではないかと不安になるが、シルヴィオがやってきて駆け落ちしようともちかける。トニオは、ネッダとシルヴィオの密会の現場を押さえ、カニオを呼びに行く。駆けつけてきたカニオは、シルヴィオを捕まえようとするが、ネッダに邪魔されて逃がしてしまう。カニオは、ネッダに「男の名前をいえ!」と迫る。が、芝居の時刻が迫り、カニオは道化師の衣装をつけ、化粧をしながら、「こんなときでも客を笑わせるのが道化師の仕事!」と役者の悲しい性を歌う。
カニオ一座の芝居が始まる。舞台袖から見ていたカニオは、だんだんと昼間の騒ぎと芝居の区別がつかなくなってきて、とうとう怒りを爆発させる。真に迫った演技に観客は大喜びだが、カニオの手に光るナイフを見て騒ぎ始める・・・現実と芝居との狭間に落ち込んだカニオは、ネッダを刺し、慌てて駆け寄ってきたシルヴィオをも刺し殺し・・・「喜劇は終わりました」とつぶやく。 |