株式会社 ティアンドケイテレフィルム
 
お問合せ リンク 会社概要
  映画案内 名作映画 オペラ映画 バリアフリーDVD 上映スケジュール
オペラ映画/フィガロの結婚
 
** 登場人物 **
アルマヴィーヴァ伯爵/伯爵夫人ロジーナ/ フィガロ(アルマヴィーヴァ伯爵の従僕)/スザンナ(伯爵夫人の侍女フィガロの婚約者)
ケルビーノ(伯爵の小姓)/マルチェリーナ(女中頭)/バジーリオ(音楽教師)
ドン・クルーツィオ(裁判官)/バルトロ(医師)/アントーニオ(園丁)/バルバリーナ(アントーニオ娘)

【STORY・・・ものがたり】
貴族社会が終末を迎えようとしていた18世紀末のヨーロッパ。舞台はスペイン、セヴィリャのアルマヴィーヴァ伯爵の館。伯爵の従者フィガロと、同じく伯爵家の女中スザンナの結婚式当日の話です。フィガロはスザンナから驚きの事実を聞きます。それは、二人の主人である伯爵が、音楽教師バジリオを使って、スザンナを誘惑しているというのです。フィガロは怒って、伯爵をこらしめる作戦を考えます。
作戦とは、伯爵に仕える少年ケルビーノにスザンナの服を着せて、伯爵がスザンナと夜こっそり会おうとしたときに、彼を差し向けて驚かせようというものでした。
事情を知った伯爵夫人の協力のもと、スザンナが少年ケルビーノに女装をさせます。そこへ急に伯爵が現れて大混乱。結局、作戦は失敗します。その上、フィガロにお金を貸していた女中マルチェリーナが、弁護人バルトロといっしょにやって来て、「借金を返さないなら、フィガロは私と結婚する約束だっ たわ」と言い出します。フィガロとスザンナの結婚のゆくえはわからなくなりました。

ところが大変な事実が発覚します。捨て子だったフィガロ、実は、マルチェリーナと弁護人バルトロの二人が若かりし頃、恋の火遊びをした結果、できてしまった子供だったのです。つまり、父母、息子の関係でした。この3人にスザンナを加えた4人はすっかり意気投合。無事、フィガロとスザンナは結婚式を挙げることができました。
さて、一方の伯爵は……というと、まだこりずにスザンナを誘惑しようとしています。見かねた伯爵夫人は、今度は自分がスザンナの服を着て、密会の現場に 行くことを決心します。
その夜、屋敷の裏庭。伯爵は、スザンナと秘かに会えるのを楽しみにやってきます。そして、スザンナの服を着た伯爵夫人をスザンナと勘違いして、甘い言葉をささやくのです。
これで証拠は押さえられました。伯爵夫人は何も知らない伯爵に正体を明かします。スザンナと思って近寄った伯爵は、実はそれが自分の妻だったと知って驚きます。深く反省した伯爵のことを、夫人は暖かく許してあげるのでした。

【INTRODUCTION・・・解説】
音楽界の天才児W・A・モーツァルトが書いた数多くのオペラの中でも、もっとも有名なものとして世界中で親しまれる作品。原作はボーマルシェによる三部からなる戯曲「セビリャの理髪師」「フィガロの結婚」「罪ある母」の二作目で、「セビリャの理髪師」は後にロッシーニによってオペラになっている。登場人物も多く、筋も込み入ってはいるが、さまざまな形の重唱やアリアに彩られた名作。

このオペラ映画『フィガロの結婚』は、1976年にロンドンのスタジオで制作されているが、演出はザルツブルグ音楽祭で上演された舞台を根底にしながら、舞台ではなしえない、映像ならではの効果を縦横に駆使してる。演出はフランスを代表するオペラ演出家のジャン=ピェール・ポネル。
ペーパーナイフで楽譜を破るところから始まる序曲をバックに、フィガロが部屋を片付けている冒頭、モンテスキューやヴォルテールの著書、その上の理髪道具、古い手紙や伯爵の若き日の肖像、そしてその裏に書いてあるロジ-ナ(現夫人)と結婚できたことに対するフィガロへの感謝の言葉、そして、フィガロがギターを手にして出てくが、この部分で『フィガロの結婚』が『セビリャの理髪師』の後日談であるだけでなく、彼が新しい思想書を読んでいて、単なる召使いや理髪師ではないことをわからせてくれる。
アリアやアンサンブルで、登場人物がそれぞれの心理を表現するとき、実際に歌っているのに口を動かさず、表情を極端にクローズアップしたり、あるいはフラッシュバックを使い、対比映像によって相反する心の動きを描くなど、効果的な演出している。また、白と黒の色調を生かした、リアルな装置や小道具など、さすが舞台美術出身のポネルによって細かい部分にまで神経がゆき届いている。

ポネルの演出はベーム指揮のモーツァルトの音楽と完全に融合し、新旧の名歌手を揃えたキャスティングは絶妙。オペラ歌手の歌のうまさだけでなく、演技のうまさにも感嘆させられる。

【CAST & STAFF】
出演:フィガロ‥‥‥ヘルマン・プライ(バス)
    アルマヴィーヴァ伯爵‥‥‥ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(バリトン)
    伯爵夫人‥‥‥キリ・テ・カナワ(ソプラノ)
    スザンナ‥‥‥ミレッラ・フレーニ(ソプラノ)
    ケルビーノ‥‥‥マリア・ユーイング(メゾ・ソプラノ)
    マルチェリーナ‥‥‥ヘザー・ベック(メゾ・ソプラノ)
    バジーリオ‥‥‥ヨーン・ファン・ケステレン(テノール)
    ドン・クルーツィオ‥‥‥ウィリー・キャロン(テノール)
    バルトロ‥‥‥パオロ・モンタルソロ(バス)
    アントニオ‥‥‥ハンス・クレーマー(バス)
    バルバリーナ‥‥‥ジャネット・ペリー(ソプラノ)

作曲:ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト
演出:ジャン=ピエール・ポネル
指揮:カール・ベーム
演奏:ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 フィリップ・アイゼンバーグ(チェンバロ)
セット・デザイン:ジャン=ピェール・ポネル
脚本:ジャン=ピェール・ポネル、ジャン=ルイス・マーティノティ
映像監督:アーネスト・ビルダ
撮影:クルト・ブルックナー、エルストン・ストリツィンガー、アクセル・デ・ロッシュ
衣裳:ジャン=ピェール・ポネル、クリスタ・アーヴァン

主なアリア/恋とは、どんなものかしら もう、とぶまいぞ、この蝶々 もし、踊りをなさりたければ 他

1976年製作/イギリス映画/イタリア語版(日本語字幕スーパー)/3時間2分/カラー/ステレオ/スタンダードサイズ/デジタル上映
提供:ユニテル 配給:株式会社ティアンドケイテレフィルム

▲ このページの先頭へ

 

5/16(日)
エルガーラホール

 

  Copyright (C) T&K TELEFILM Co.,Ltd. All Rights Reserved.