【STORY・・・ものがたり】
ある大晦日。資産家アイゼンシュタインの妻ロザリンデは困った事に直面していた。一つは夫が役人を殴ってしまい、5日間の禁固刑を申し渡されたが、ブリント弁護士の下手な弁護で刑期が延びでしまい、8日間の禁固刑を言い渡され、今夜から刑務所に入る事になっている。
それだけでも災難だが、家の前ではかつての恋人アルフレードが、毎日のようにセレナーデを歌ってロザリンデに思いを寄せている。ロザリンデの方もまんざらでもないのだが、なにぶん世間体が気になるのでどうすることもできない。
そこへ、アイゼンシュタインの友人のファルケが、刑務所に行く前にオルロフスキー公爵邸で今夜開かれる舞踏会に行こうと誘う。すっかりその気になったアイゼンシュタインは、舞踏会に行く事を承知する。実は、ファルケは”こうもり博士”渾名をつけられた仕返しに、この舞踏会で復讐劇を仕組んでいたのだ。
夫が自分だけ行く事を察知した妻は、小間使いのアデーレに今夜は暇を出す。そこへアルフレードが現れる。久々の浮気にロザリンデもまんざらではなく、2人は一杯飲みだす。ところが、夫を連行しに来た刑務所長フランクが現れる。とっさにアルフレードを夫に仕立て、身代わりに刑務所に連れて行かれる。
オルロフスキー邸では華やかに舞踏会が行われていた。
アイゼンシュタインはフランスのルーナル公爵、ロザリンデは仮面をつけたハンガリーの伯爵夫人、刑務所長フランクはフランスの騎士シャーグラン、アデーレは女優のオルガになりすましている。
ロザリンデは、夫が刑務所に行かずに遊んでいる上に、アデーレが自分のドレスを着ていることに腹をたる。一方アイゼンシュタインもこの伯爵夫人に目をつけ、自慢の懐中時計を取り出して、妻とはまったく気が付かず口説きだす。
更に人々はファルケ博士に“こうもりの話”をしてくれと言う。これは、3年前ファルケとアイゼンシュタインが仮面舞踏会に出かけた帰り、アイゼンシュタインは酔いつぶれたファルケを森に置いて来てしまう。翌日、ファルケは日も高くなった中、仮面舞踏会のこうもりの扮装のまま帰宅する破目になり、それを見た近所の子どもから「こうもり博士」という変なあだ名をつけられたというわけだ。
夜も更け舞踏会を締めくくるワルツが始まり、みんなが華やかに歌い踊る
翌朝、刑務所の中ではアルフレードが相変わらずロザリンデへの歌を歌っている。出頭したアイゼンシュタインは、駆けつけたロザリンテとアルフレートの関係を疑って妻の浮気を責め立てるが、ロザリンデは「鈴の音時計」を取り出して逆襲をかける。そこへ、ファルケとオルロフスキーが舞踏会の客たちと共に現われ、「全ては、シャンパンのいたずら!」と大団円を迎える。
|