私立探偵フィリップ・マーロウは両肢不随の老将軍の妹娘で抑欝症気味のカーメンが古本屋アーサー・ガイガーから恐喝状をつきつけられたことについて調査依頼をうけた。将軍は同時に姉娘ヴィヴィアンの夫リーガンが行方不明になったことも心配していた。ガイガー家を探りに行ったマーロウはあられもない格好でガイガーの死体の傍らに佇むカーメンを発見し、家へ送りかえした。彼女はここで秘密写真を撮られていた。翌日彼は地方検事局のバーニー・オールズから、将軍家の自動車が暴走して前にカーメンと駈け落ちしかけたことのある運転手テイラーが死んだニュースを知らされた。ヴィヴィアンはマーロウの事務所を訪れるうち彼に恋心を抱くようになった。マーロウは恐喝の張本人がいかさまギャングのジョーであることをつきとめたが、ジョーは彼をガイガー殺しの犯人と思いこんでいるガイガーの身内に殺された。しかし真犯人は思いがけない人物だった。
レイモンド・チャンドラーの『大いなる眠り』をハワード・ホークスが映画化したサスペンス映画。プロットが大変込み入っていることでも有名。マーロウ役に適役を認めたボガートと、彼と私生活でも恋愛関係にあったバコールを起用。後のハードボイルド映画に多大な影響を与えた、ハンフリー・ボガートの代表作。
1946年作/アメリカ映画/モノクロ/1時間53分
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