同じ列車に乗り合わせたことがきっかけで知り合った資産家の娘リナ・マクレイドロウと、社交界のプレイボーイ、ジョニー・アイガースは、急速に惹かれあい、結婚。しかしまもなく、ジョニーは浪費家のうえ、競馬好きで嘘つきであることが発覚。リナはジョニーに、熱心に仕事をもつことを勧め、その結果彼は従弟の財産を管理する事に…。
やがてリナは彼が従弟の財産を使いこんでいることを知り非常な衝撃を受ける。続いて彼は友人のビーキーを唆かし土地に投資させるが、彼女はジョニーがビーキーの金を自由にした上で彼を殺すのではないかと憶測する。ジョニーはパリへ出発するビーキーを見送ってロンドンに行くが、ビーキーはパリで死亡する。
日々の出来事のなかで、ジョニーに対するリナの疑念は募り、やがて保険金目当てに自分を殺すのではないかと疑いはじめる。ある日、実家の母に会いにいくリナを、ジョ二-は無理やり車で送る。二人を乗せた車は、断崖を目指して突き進む…。
1941年に公開された、夫に対して“疑惑”の念に取り憑かれた妻を描いたアルフレッド・ヒッチコック監督のロマンティックサイコスリラー映画。原作は1932年にフランシス・アイルズの『犯行以前』。
ジョーン・フォンティーン演ずる妻の主観で丹念に描かれているため、彼女が次第に被害妄想となり夫に殺されるかもしれないという感情に至る過程が非常に理解し易いものになっている。ケイリー・グラントが夫に扮し、曖昧な芝居を見せているのも効果的。
1941年作/アメリカ映画/カラー/1時間39分
提供:エムスリイエンタテインメント株式会社 配給:株式会社ティアンドケイテレフィルム
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