ベートーヴェン・シネマ&リサイタル
近藤嘉宏 plays 三大ピアノソナタ

ベートーヴェン・シネマ&リサイタル 近藤嘉宏 plays 三大ピアノソナタ 2022

ベートーヴェンの半生を描いた名作映画上映と、ピアニスト近藤嘉宏によるリサイタル
2部構成で贈るスペシャル・イベント!

公演日程

2022年
 [東京]  9月14日(水)13:00~ 浜離宮朝日ホール 音楽ホール (使用楽器 ベヒシュタイン D-282)
     全席指定 4,500円

  【東京公演の問合せ先】樂画会 Tel.03-3498-2508  www.gakugakai.com
 [兵庫]  10月27日(木)12:15~ 神戸文化ホール 中ホール (使用楽器 スタインウェイ)
     全席自由 前売4,000円(当日4,500円)

 [奈良]  10月28日(金)12:30~ 奈良・学園前ホール (使用楽器 スタインウェイ)
     全席自由 前売4,000円(当日4,500円)

 [大阪]  11月1日(火)12:30~ 吹田メイシアター 中ホール (使用楽器 ヤマハ)
     全席自由 前売4,000円(当日4,500円)

 [京都]  11月2日(水)12:30~ 京都コンサートホール アンサンブルホールムラタ (使用楽器 スタインウェイ)
     全席自由 前売4,000円(当日4,500円)

  【兵庫/奈良/大阪/京都公演の問合せ先】グループ未来 Tel.0120-778-237
 [千葉]  11月24日(木)13:00~ 市川市文化会館 小ホール (使用楽器 スタインウェイ)
     全席指定 4,000円

 [神奈川] SOLD OUT 12月2日(金)13:00~ 横浜市港南区民文化センターひまわりの郷ホール
     (使用楽器 スタインウェイ) 全席指定 4,000円
  【千葉/神奈川公演の問合せ先】樂画会 Tel.03-3498-2508  www.gakugakai.com

第1部 映画『エロイカ』上映(86分)

映画「エロイカ」は、1948年にベートーヴェンの生誕180年を記念して、当時のオーストリアの映画界と音楽界が総力を挙げて作り上げた伝記映画の傑作です。
ベートーヴェンを演じるエヴァルト・バルザーはドイツの名優で、18世紀の宮廷劇場から始まる歴史を持ち、世界的に有名なウィーンのブルク劇場で活躍したことで知られます。1935年から1950年代にかけては多くのドイツ・オーストリア映画に出演し、ベートーヴェンやレンブラントなどの芸術家や、外科医のザウアーブルッフといった実在の人物を重厚かつ繊細に演じて、高い評価を得ました。
ベートーヴェンをめぐる対照的な二人の女性、テレーゼとその従姉のジュリエッタを演じるのは、当時のオーストリアを代表する二人の美人女優、マリアンネ・シェナウアー(テレーゼ)とユーディット・ホルツマイスター(ジュリエッタ)。映画やTVドラマで活躍したシェナウアーに対し、ホルツマイスターはブルク劇場の舞台女優として有名で、女優としても対照的な二人の演技対決も見どころの一つです。
全編に流れるベートーヴェンの名曲の数々は、「クナ」の愛称で親しまれたドイツの名指揮者ハンス・クナッパーツブッシュがウィーン・フィルハーモニー管弦楽団とウィーン交響楽団を指揮して録音したもので、合唱はウィーン国立歌劇場合唱団、そしてウィーン少年合唱団が担当しています。
また、戦前から活躍したウィーン生まれのピアニストで、音楽教師としても高名なヴィクトール・エーベンシュタインと、ドイツリートの伴奏者としても名高いヘルマン・フォン・ノルトベルグの二人がピアノ演奏の吹き替えを担当しています。

映画「エロイカ」

ストーリー
ナポレオン進撃の報に湧きかえるウィーン。ベートーヴェンは制作中の交響曲をナポレオンに捧げるべく「エロイカ(英雄)」と名付けて書きあげるが、次第にナポレオンは独裁の色を強め、裏切られた気持ちのベートーヴェンは楽譜の表紙を破り捨て、ハンガリーへと向かう。そこでピアノの生徒テレーゼと再会したベートーヴェンは、その従姉ジュリエッタと恋に落ちる。二人の関係を知ったテレーゼは失意と共に、天才芸術家の奔放な行動を受け入れるのだった。
数年後、ウィーンに戻ったベートーヴェンは聴覚を失う病に冒され、絶望の淵をさまようのだが・・

【キャスト】
エヴァルト・バルザー(ベートーヴェン)
マリアンネ・シェナウアー(テレーゼ)
ユーディット・ホルツマイスター(ジュリエッタ)
オスカー・ヴェルナー(カール)、ほか
【スタッフ】
監督・脚本:ヴァルター・コルム=フェルテー
指揮:ハンス・クナッパーツブッシュ
演奏:ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、ウィーン交響楽団
合唱:ウィーン国立歌劇場合唱団、ウィーン少年合唱団
ピアノ演奏:ヴィクトール・エーベンシュタイン、ヘルマン・フォン・ノルトベルグ
(1949年/オーストリア映画/ドイツ語(日本語字幕付き)/白黒/スタンダード/モノラル)

第2部 近藤嘉宏 ピアノ・リサイタル

第2部は、日本を代表するピアニストとして国内外で活躍する近藤嘉宏のピアノ・リサイタル。
ベートーヴェンの三大ピアノソナタを演奏します。

 演奏曲
 ベートーヴェン
 ・ピアノソナタ第8番 ハ短調 作品13「悲愴」
 ・ピアノソナタ第14番 嬰ハ短調 作品27-2「月光」
 ・ピアノソナタ第23番 ヘ短調 作品57「熱情」
 ※演奏曲順は変更になる場合がございます。

近藤嘉宏

近藤 嘉宏 Yoshihiro Kondo プロフィール
川崎市生まれ。4歳からピアノを始め、桐朋女子高校音楽科(共学)を経て桐朋学園大学を首席卒業。1987年日本音楽コンクール第2位。大学卒業後ミュンヘン国立音楽大学マイスターコースにおいて名匠ゲルハルト・オピッツのもと更なる研鑚を積み、92年ミュンヘン交響楽団との共演でデビュー、大成功をおさめる。国内では95年に正式にデビュー。翌96年にはCDデビューを果たし、一躍注目を浴びる存在となる。以来、日本を代表するピアニストとして第一線で活躍。これまでDenon、Philips、Deccaをはじめとする数多くのレーベルから30タイトル以上のCD及びDVDを国内外でリリース、その内容もソロ、協奏曲、室内楽と多岐に渡る。
1998~2008年にかけてフェスティバルホール(大阪)で行った合計20回に及ぶリサイタル・シリーズや、1999年にショパン没後150年を記念して全国各地で行った大規模なツアーは、驚異的な動員数とともに絶賛を博す。2001年、チョン・ミュンフンの主宰する「セブン・スターズ・ガラ・コンサート」に出演、チェロのジャン・ワンと白熱した演奏を繰り広げる。また05年にはデビュー10周年を記念してサントリーホールとザ・シンフォニーホール(大阪)でリサイタルを行い高い評価を受けるなど、着実にキャリアを積み重ね、不動の人気と評価を獲得するに至っている。
また欧米やアジアなど海外においても充実した演奏活動を展開し、高い評価と支持を得ている。これまでにカーネギーホール、ウィーン・ムジークフェライン・ブラームスザールにおいてリサイタル。2010年、プラハの音楽祭“International chamber music festival Euroart Praha”に招かれ、マルティヌー弦楽四重奏団と共演。2016年、ベートーヴェンのピアノ協奏曲「皇帝」でウィーン・ムジークフェライン大ホールにデビュー。また2018年には韓国の光州市立交響楽団の定期演奏会に招かれている。国際的な活動にも益々の広がりを見せている。
2017年より、それまで不可能と言われていた松竹映画「砂の器」シネマコンサートの上演においてピアノ協奏曲「宿命」を含むピアノ・ソロを演奏し大成功を収め、以後再演を重ねている。
これまでに数多くの国内外のオーケストラに客演し、ネーメ・ヤルヴィ、トーマス・ザンデルリンク、クリスティアン・マンデアル、外山雄三、広上淳一など多くのマエストロと共演を重ね、その音楽性に厚い信頼が寄せられている。またプロデューサーにギタリストの鈴木大介を迎え、ベートーヴェンのピアノ・ソナタ全曲を録音、その深化した音楽性に高い賞賛が寄せられている。
公式FB https://www.facebook.com/yoshihirokondopianist/

《「ベートーヴェン・シネマ&リサイタル 近藤嘉宏 plays 三大ピアノソナタ》2022
企画・制作:T&Kテレフィルム


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