クララ・シューマンと夫シューマン、ブラームス、リスト。ロマン派の作曲家たちが奏でる愛の調べ。4度のアカデミー賞受賞に輝くキャサリン・ヘップバーン主演の永遠の名作。
作曲家シューマンの妻で、19世紀を代表する女流ピアニストとして活躍したクララ・シューマンを主人公に、夫シューマンとその弟子ブラームス、友人リスト、ロマン派を代表する作曲家たちとの波瀾に満ちた半生を、彼等の名曲の数々と共に描いた音楽映画の傑作。
主演は、4度のアカデミー賞受賞に輝くキャサリン・ヘップバーン。「カサブランカ」「情熱の航路」のポール・ヘンリードがシューマン、「キューリー夫人」のロバート・ウォーカーがブラームスを演じる。
アルトゥール・ルービンシュタインがピアノ演奏を吹き替えている。
〈STORY〉
天才ピアニストとしてその名を知られたクララは、父の反対を押し切ってロベルト・シューマンと結婚する。
子宝に恵まれたシューマン家だったが、彼の音楽はなかなか世に認められず、クララは生活費を得るために演奏会を開き大成功するが、シューマンの苦悩はさらに深まる。
シューマンの弟子として同居していたブラームスは、一家の友人であったリストの助力を頼み、シューマンが心血を注いだ大作《ファウスト》の作曲者指揮による初演が実現する。しかし、満員の聴衆の中、シューマンには、最後まで指揮を続ける力が残ってはいなかった。クララは懸命に病の夫を支えるのだが・・・
〈劇中で使われる楽曲〉
《シューマン》
●献呈 ●謝肉祭 ●トロイメライ ●森の情景 ●アラベスケ ハ長調
●ピアノ5重奏曲 変ホ長調 ●ピアノ協奏曲 イ短調
《ブラームス》
●2つのラプソディ ト短調 ●ハンガリアン舞曲 ●子守唄 ●交響曲 第1番
《リスト》
●ピアノ協奏曲 第1番 ●献呈(リスト編)
〈CAST & STAFF〉
出演:クララ・シューマン・・・キャサリン・ヘップバーン
シューマン・・・・・・・ポール・ヘンリード
ブラームス・・・・・・・ロバート・ウォーカー
リスト・・・・・・・・・ヘンリー・ダニエル ほか
監督:クラレンス・ブラウン
原作:バーナード・シューバート、マリオ・シルヴァ
脚本:アイヴァン・トース、イルマ・フォン・クーベ
アレン・ヴィンセント、ロバート・アードリー
撮影:ハリー・ストラドリング
編集:ロバート・カーン
音楽演奏:アルトゥール・ルービンシュタイン(ピアノ)
ウィリアム・スタインバーグ指揮 MGMシンフォニー・オーケストラ
配給:T&K テレフィルム |